よく、人が亡くなった後に「もっと、やさしくしていれば」とか「きっと私のことを怒っているだろうな」とか「もっと〇〇してあげれば良かった」と言うお話しを聞きます。
数多くの過去生セラピーを行ってきた経験と観点からみると、ある人が肉体から抜けた後に思うことは他人のことではなくて「自分がどう生きてきたか?」を振り返るものです。
そして、亡くなったその時の状態や人間関係から他人ではなく自分自身のことを省みますので、自分以外を非難したり否定したり批判したりはしないものです。
ただただ、自分自身の人生に対する思いだけです。
自分自身の一生を省みて「もっとこうしておけば良かった」という自分に対する思いや後悔は出てきますが、家族や周りの人間に対しての恨みや怒りは湧いてくることはほとんどありません。
たとえ、殺されることになったとしても、そんなことになってしまった自分自身の行動を省みることはしますが、殺されたことに対しての怒りや恨みはあまりないようです。ただ、そんなことになってしまった自分自身に対しての信念ができ、その信念を次の転生に持ち越すことはあります。
そして、その過去生の信念によって次の転生が影響されることは多々ありますが…
ですから、もし誰か亡くなった方に対して「もっとやさしくすれば良かった」と言う思いがある方は、今 目の前でできる誰かに『もっとやさしくしましょう。」それは自分自身が亡くなるその時に後悔しない為です。(強い後悔は信念になり、それを次の転生に持ち越します)
すべては自分自身の魂にとって「この人生がどうであるか?」です。