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魂の記憶 1

 

 

「地球でアセンションするのはまるで泥の中から這い上がる様なものだ。」と思う。

 

右も左も上も下もわからず、光さえ見えずただただ自分の感覚のみで生きつける方へ向かわなければならない。

 

それ位に厳しく、難しいことだと思う。

 

少し前10 年位前までの私ならこんなことは言わなかったが、最近はよくそう思う。思うというより痛感するという感じ。

 

本当にそれはただただ何の根拠もない「私の感覚」なのだけれども、私にとってはとても確かなものでもある。

 

 

 

そもそも『アセンション』なるものが本当にあるのか?という疑問も含めて、私の中に記憶しそして思い出して今日まで生きてきたことをお話しして行こうと思います。

 

私は自分がこの世で目覚めた時からの記憶があります。

目覚めたと言っても5歳の時からです。

 

目を開ける一瞬前の暗闇から覚えています。

そして、目を開けると布団と天井が見え、右側に女の人が2人座っていて私を覗き込んでいました‥

 

手前の私の近くに座っている人は「お母さん」という人だろう。

『よし、ちゃんとわかる。良かった。』と安堵する気持ちが沸き起こる。でも、その隣の人は誰?

 

「あんた誰?」

 

はじめて話した言葉だった。「お母さん」の隣に座っている女性(と言っても子供だが)が誰なのか全くわからず、声に出てしまった。

 

「あんた何ばかなこと言っているの!ふざけるんじゃないよ!!!」とその人に怒鳴られた。

「そうだよ、まあちゃん すごく心配してたんだよ。何言ってるの。」と「お母さん」に言われる。

 

ここでは心配していると怒るのか?

ああ、もしかしてあの人はお姉さんという人か?まあちゃん?

 

話しを聞いているとどうやら私はまあちゃんの後を追って階段をかけ上がっている途中で、てんかんを起こしてブルブル震え口から泡を吹き体は硬直し持っていたマーブルチョコを階段中に撒き散らしてしまったらしいのだ。

 

後に家族の中で私はマーブルチョコを買ってもらった嬉しさのあまり興奮しててんかんを起こしたイタイ子という定義づけをされた。言っておくが子供の時の私はチョコレートよりガムやキャンディが好きだったし、マーブルチョコごときでてんかん起こすかいな?!

 

とはいえ、とにかくここに「馴染むこと。目立たないこと。溶け込むこと。」が重要でありミッションである。

 

その後、多分1週間位寝たり起きたりで家族関係と自分についての情報収集に務めた。

 

「小さな子供がてんかんで倒れたのだから、多少の記憶違いやわからないことがあっても許されるだろう。」と思いながらも、とにかく観察して情報収集をした。

 

おおよその関係性と自分について把握した頃に、玄関で「なるちゃん、あーそーぼー。」と言う声が聞こえる。

 

「誰?知らないっ!」

 

『お母さん』が「なるちゃん〇〇ちゃんが遊びに来たからもう家にばかりいないで遊びに行きなさい。」と言う。

 

あ”ー、『お母さん』〇〇ちゃんのところが聞こえませんでした。〇〇ちゃんって一体誰ですか?

 

自分のことがわからないことがバレてしまう(^^;;

 

ウォークイン? 1週間にして早くもピンチ!

 

 

つづく^^